もうすぐ猟期! 罠師の山の歩き方、装備品、罠をかけるポイント、服装
【第11回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
◆ウェストポーチ
たくさんのアイテムをもって身軽に山を移動しなければいけない罠師にとって、必需品だと思います! 私はドリンクホルダーが付いていて、たくさんポケットが付いているものを選びましたよ。上記のナイフもスコップも全部ウェストからぶら下げていました。リュックでもいいと思いますが、とっさに素早く物を出すならポーチですよね。私はリュックで罠を運んで、こまごまとしたものは皆ポーチに入れて運んでいます。
◆皮手袋
山を歩くときは必ず、皮手袋をしましょう!! 知り合いの罠師さんで軍手をして篠藪を歩いていて、転んで手をついたところになんと鋭利な折れた細竹があって……という方が居ました。手に穴なんて簡単にあいちゃうんです!!( ;∀;) まだ手で良かったかもしれない……それが首だったら……(ゾッ)新米罠師さん、篠藪や竹藪を歩くときは本当に気を付けて下さいね!!
ちなみに、皮手袋、軍手、ゴム手袋、ビニール手袋……手袋もいろいろありますが、狩猟を始めたらシーンごとで一通り大活躍します。火傷や切り傷から手を守り、ウィルスや病原体の侵入を防ぎます。新米さんは一通り、多めに購入しておくのがいいと思います。私も革手袋は生地の分厚さごとに数種類揃えてありますし、解体もするので、ビニール手袋は業務用のたくさん入っているものを購入しました。なんにでも使える軍手は箱買いです。
◆鉄パイプ
罠を埋めるにあたって、私たちの罠は起動部分に直径約2cm×長さ約20cmの塩ビ管を使っている為、塩ビ管を縦向きに地中に埋めなければいけません。鉄パイプの先を尖らせて、ハンマー等でたたくことによって効率よく細長い穴を掘ることができるんです!! ほかの罠師さんでも同様のやり方で穴を掘っている方もいました。持ち手の部分にテニスラケットなどのラバーテープを巻いて握りやすく工夫している方も居ましたね! 鉄パイプは止め差しや、獲物と対峙した時にも自分を守ってくれます。山歩きの時も草をかき分けたり、杖のように使ったりと便利なアイテムですので是非用意することをお勧めします!
◆ハンマー
鉄パイプを叩くためのハンマー。重たいので置いていくときもしばしばあります。ハンマーがない時はそこらへんに落ちている石や倒木などで鉄パイプを叩きました。